振り返ると今年は6回しかブログを書いていませんでした。振り返って読むと、自分にとって本当にありがたいメッセージなのだけれど、なかなか記録するということができないタチ。記録魔の夫に、「今年の仕事、ちゃんと振り返っておくんだぞー」と言われて、確かにと思ったので、明日以降の宿題。

 我が家は今日まで仕事で、保育園の完全休業日に合わせて3日までお休み。恒例の仲間たちとの宴会以外には出かける予定もなく、初めての山梨での年越しだ。組長さん曰く、元旦の朝8時半にみんな集合してあいさつするらしい。「8時半だよ!」と念を押してくれたけれど、集まる広場はうちの裏だから絶対に行きそびれることはないでしょう。

 振り返ってみればいろんな思い出が浮かぶけれど、今年は我が家にとってどんな年だったか?といえば、夫が『発酵文化人類学』を出版した年だ、と記憶されると思う。いち早く読んだ私の父と母がそれぞれ気に入ってくれたのが嬉しかったし、世の中にも、私たち家族の人生にも刻まれる名著だと私は思っている。

 一冊の本を書くのにとんでもないお金をつぎ込んだり、半年間大きな仕事をせずに地方を渡り歩いて巡業したりしているので、「奥さん、大変だね」とよく言われたし、渦中にいると「きーー!」となることも多々あったのだけれど、夫はやるべきことをやっていて、私はもうちょっと心が広く、忍耐強くなればいい(道は険しいけれど)。
 家族や、友人、多くの人たちに助けてもらいながら、なんとか朗らかに終えられそうな1年です。

 12月、ごほうびのように、リラックスしてたくさん話し合える友人たちに立て続けに会えたのがハイライト。締めくくりに、昨日の取材納めは五味醤油だった。

 来年が、どうか多くの人にとって、世界にとって、いい年になりますように。
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